家族の中にマニュアルはない

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残すところわずかになった、介護福祉士の研修。
制度や法律の勉強から介護技術まで、いろいろなことを習う。

実習では基本的なことができているかを確認する。
基本的なことのはずなんだけど、仕事ではちゃんとできてると思うんだけど!
家での介護と比べてみると
「あら?」
と思うことが多い。

たとえば移乗。
片麻痺のひとをベッドから車椅子に移すときは、車椅子を健側(動くほう)に寄せる。
が、我が家は逆。
患側である。
ベッドとか手すりの位置からそうなった。

たとえば食事介助。
「手間が省けるからって、ご飯の上におかずを乗せてはいけません!」
と厳しく言われる。
が、我が家は乗せる。
肉も野菜もぜんぶ乗せる。
母自身が望むのだ。
「だって!白いご飯だけじゃおいしくないし!そのほうが食べやすいやん!」

たとえば目線。
「絶対に上から見下ろさないように!姿勢を低くして視線を合わせましょう」
車椅子の横にひざをついて?
そんなん家でやってたら腰いわすわ。
私めちゃくちゃ見下ろしてるわ。

人は一人ひとりみんな違う。
専門職とは違い、家族介護にマニュアルはない。
100人いれば100通りの介護のやり方がある。
それぞれでいいと思う。

二重の虹がでた

同じ虹を見ても、何色に見えるかは人によって違う。
空にかかった虹の色を数えていたら、これまで見てきたいろんな虹を思いだした。

宝塚大橋から友達と見上げた虹。
ブラック企業でボロボロになりながら見た虹。
一人旅したアフリカの大地を覆う虹。
夜勤に入る直前に眺めた、夕焼けにかかる虹。

今の私の虹は、家の近所のスーパーの空にかかっている。
・・・お惣菜かって帰ろ。
母と猫が待ってる。(あ、オヤジも。)

コメント

  1. だださん、介護福祉士の研修もう一息ですね!
    ファイト❗️
    実は今私、大学病院の駐車場で、だださんのブログ読んでます。
    アパートの独り暮らしの店子のお爺ちゃんが、寝てたらいきなり鼻から大量出血した、と本人から電話があり…駆けつけたら、ほんとに血まみれ、辺り血の海でした。すごいです。こりゃ、畳み張り替えしてあげなきゃな。本人様を救急搬送して頂いて、只今処置中…
    真夜中の大学病院…なんか静かですね…
    サンジくん、シシイさんを見て癒されてました。有難うございます!
    とめどなくって、すみません。

    • おおおお、深夜の大量出血なんてホラーじゃないですか!
      おじいちゃんは今はご無事でしょうか。
      さわ※さわさんに助けを求めることができてよかったですね。
      そして真夜中の病院てだいぶ怖いですよね。
      お疲れ様でした。

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