弾丸!台湾旅行(3)九份で迷子三昧

「漢字の国はいいなあ」
とつくづく思うのは列車の切符を買うときだ。
地名も読めるし「特急」「普通」も見分けがつく。これがアラビア語だったりアラム語だったりすると、地名はおろか出発時間さえ読めなくて苦労するから、ひと目でわかる漢字文化って楽ちんだー!

特急ですよ

券売機で切符を買って、あとは乗るだけ。車窓の風景を楽しもうと思ってたけど・・・仕事のメールをやり取りしているうちに到着してしまった。

瑞芳駅のホーム。

哀愁の瑞芳駅

瑞芳駅を降りて歩いてたら、後ろからバスが来た。あ、私の乗るやつだ!
追いかけていって
「九份いきますか?」
と質問しながらバス飛び乗った。

バスは山をのぼっていく。青い渓流沿いを、上へ上へと向かっていく。緑が濃い、南国の山へと。

どんより。

山の頂上が近づいた頃、突然あたりが開けた。
九份老街。観光地だ。

九份は、ジブリアニメの『千と千尋の神隠し』みたいな雰囲気で有名だ。レトロな町並みに赤い提灯が浮かんで美しい。
そのため九份といえば基本的には夜景を見に来るところだ。

kyanaさんによる写真ACからの写真

だが弾丸旅行者には夜景なんて望めない。
午前10時の九份は、提灯も色あせて、観光客も少ない。サバサバと化粧っ気のない、夜のお姉さんのすっぴんを見てしまった感じがした。

昼の九份

私の目的は夜景ではない。名物・芋圓でもまったりお茶を飲むことでもない。

私は、ただ・・・道に迷いたかった。
歩きたかった。
知らない道を、ガツガツと。
足の向くまま、気の向くまま!
「ここ、どこや!?」
と言いながら歩きまくりたかった。

「外国で迷子になるなんて怖い」
と言う人も多いが、私は大好きだ。
そこには目指すべき場所と探すべき道があり、別れ道や落とし穴があり、何が起こるかわからないドキドキ感があり、新しい出会いの可能性を秘めている。
道に迷うことは自由になることだ・・・安全な範囲なら。

好きなだけ道に迷うなんて、普段はできない。そんなヒマがないし、私は自分の住む街から出ることはほとんどない生活なのだ。小さな世界に暮らしている私にとって、どこに行きつくのかわからない道を探検することほどおもしろいことはない!

私は興奮してフラフラと歩きまくった。
九份は道に迷うのにぴったりの街なのだ。観光客も多いが、角を曲がっただけで人影はなくなり、狭い階段や曲がりくねった路地にあふれている。そそられるー!

「あ、この先に寺院があるの?」
『聖明宮』の看板を見つけて曲がった先になんと『エッチなお店』があって衝撃を受けたりした。
・・・寺院はもっと先だわ。

ひとけのない聖明宮

提灯がずらり

そこからまた果てしなく階段を下りたりのぼったり、のぼったり下りたり(登山はしない)。道に迷うことのメリットは、

海が見えること。それから、

かなり開けた屋根の上で寝てましたよ

猫に出会えること!

自分がどこにいるのかわからない。どこにたどり着くのかわからない。何を見るのか、何に出会えるのか、さっぱりわからない。それが楽しい。それが旅である。

1時間ほど彷徨ってたら、階段と坂道ばかりなので膝が笑い始めた。息も切れてきた。そろそろ帰ろう、と思ったけど、道に迷いすぎてて帰り道がぜんぜんわからない!
「ここ、どこや!?」
最後のほうは本気の迷子だった。汗だくになった。楽しかった!

やっと観光客のいるところまで出たのでお昼ごはんにした。
『千と千尋の神隠し』で、千尋の両親が屋台で食べてたもの、つるつると半透明でおいしそうな謎の食べ物。これは肉圓(バーワン)だといわれている。

なんか思ってたのと違う?
思ったより小さいせいかな?
クラゲみたいに半透明の、やわらかい円形団子の中に肉が入っている。味は少し独特だ。甘いのに辛くて・・・ごめんなさい、あんまり口に合わなかった。途中でしんどくなったけど頑張ってぜんぶ食べた。ぜんぶ食べたことを後で後悔した。

肉圓の店を出たらバス道はすぐそこだった。でもバスはいつ来るのかわからないので、タクシーにしよう。観光地だからタクシーは九份の入り口で待ち構えている。運転手をつかまえて
「ホウトン!」
と言ったらすぐに通じた。
ホウトン。今回の一番の目的地、猴硐!
猫村である。

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