熊谷 達也:邂逅の森

マタギってすごい。

大正時代、雪深い秋田の山でクマを狩るマタギとして生まれた男の人生。話し言葉も方言だし、人と山とのかかわりが重厚に語られるのかと覚悟したけど、文章はとても読みやすかった。主人公が山へ引き寄せられるように、ぐいぐいと物語に惹きつけられていく。

「マタギの体は、半分は親から、残りの半分は山から貰ったもの」
「人間ってのは、お天道様と一緒に生きていくべき生き物だって、俺ぁ思うんだ」

奥さんや初恋の人とのこと、鉱山の男の世界なども出てくるが、やはり最後のクマ狩りはものすごい迫力で恐ろしかった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です