汚部屋との闘い

訪問介護の仕事は不安定である。利用者さんの体調やご都合でキャンセルになるからだ。今日はなんと、一日の仕事の半分がふっとんでしまった! なんていうか…もう…財布が痛いわ…。

いや、凹んでいる場合ではない。せっかく空き時間ができたのだ。いっちょ、やってやろうじゃないか。オヤジの部屋に手をつけてみようではないか!

オヤジの部屋が悪魔の巣みたいに汚いのは前に書いたとおり(4/13 汚部屋を掃除したい!)。あまりの汚さに前回は喘息が出て中断してまったのだ。今回は喘息の予防薬をのみ、マスクをつけ、首もとはタオルで覆って、アレルギー対策もバッチリだ。いざ、出陣!

入り口から凄まじく、ドアは汚れた服で埋もれてこれ以上閉めることができない。しかもなんか臭い。洗濯物の山をのりこえ、万年床をふみつけ、なんとか窓を開け放つ。新鮮な風が吹き込むと同時にカーテンからもうもうと埃が上がる。かかとに違和感を感じたと思ったら、虫の死骸を踏んでいた。のっけから泣きそう。

なんとか持ち直し、窓近くの棚から始めたのだが…開始から10分で妙なものを見つけた。なんだろうこれ?
『カードローン通帳』
って書いてある。かなり古いものだけど…おかーさん、これ知ってる? と母に見せたら
「知らないわよ!」
母もびっくりしていた。
「なにこの借金!」
私は開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまったのか…

だが幸か不幸か、それからは特別な発見はなかった。ワインの瓶が数本と汚れてカビカビになったグラス、新婚時代に着ていたであろう古めかしい服、バブル期にもらって一度も着なかったバスローブ、黄ばみきったポロシャツ十数枚…などなどを発掘し、分別してゴミ袋にほうりこんでいく。驚いたことといったら、古い靴下が50足、ミニタオルが60枚あまりでてきたくらいだ。コレクションなのか? あと、かなり古めのえっちい雑誌も見つけた。こんど新しいのと取り替えておいてあげよう♪

ゴミ袋が7つパンパンになった時点で日が暮れた。まだまだたくさん無駄なものがありそうだけど、悪魔の巣みたいだったオヤジの部屋は、ちょっぴり人間の部屋に近づいた。やったー!

本日の猫写真。

サンジ君はきょうもオヤジの膝の上です

無駄なものがありすぎると、いっぱいいっぱいになってしまうのは、部屋も、ひとの心の中も、同じかもしれない。ごちゃごちゃしてきたら、たまには整理しないとね。ときには、思い切って捨てることも大事だから…。