三姉妹

今日は私たち三姉妹がそろう日だった。朝、障害者施設に入所している下の妹を迎えにいく。
「姪っ子たちがオーストラリアから帰ってきたよ」
というと、声をあげて喜んだ。エレベーターの中で大きな声で家族の名前を呼んだ。

帰宅して、猫たちと大騒ぎしている姪甥の姿をみながら、妹はずっとニコニコしていた。お昼ごはんは、上の妹一家と母もつれて全員でファミレスに行った。健常者2人と車椅子2人と子供3人。妹は少食で、食事介助はいつも大変なのだが、
「U子さん頑張ってー!」
「がんばれガンバレ、U子さん!」
姪っ子の可愛い応援のおかげで、ハンバーグもエビフライもたくさん食べることができた。

(仕方がないから抱かれてやってるシシィさん)

だが楽しい時間はじきに終わる。たまには家に泊まらせてあげたいけど、今の私にその余力は無い。施設の門限である夜7時ギリギリに帰らせた。妹は「帰りたくない」と口にこそださなかったが、限りなく悲しそうな顔をした。

またクリスマスに来るから。そういって部屋につれていくと、新しいルームメイトに出会った。見覚えのある顔だった。
・・・えっ、Mちゃん!?
声をかけると、
「そう!そうそうそう!」
嬉しそうに何度も何度も返事をしてくれた。

妹の幼馴染のMちゃん。小学校の特殊学級でクラスメイトだった。数年ぶりの再会が入所施設になった。Mちゃんのお家もご両親で頑張ってたけど、きっといろいろ、あったんだろうな。せつないけど、妹やMちゃんのような重度重複障害者のほとんどは、いずれどこか施設かホームのお世話になる。集団生活ながら幼馴染と一緒に暮らせることは悪いことじゃないかもしれない。

この施設では、昼間に妹をつれていくと誰か一人はスタッフさんがとんで来てくれるのだが、夜には誰も来てくれない。閑散としている。
「夜勤は2人しかいないから」
と、もう一人のルームメイトが教えてくれた。最重度の障害者50人を2人の介護士でみる。それはそれは大変だろう。やっぱりたまには連れて帰ったほうがいいんだろうなあ…でもなあ…。

もうちょっと子供の手が離れたら、上の妹にも施設を訪ねていってもらおうと思う。罪悪感はなるべく分け合いたいから。


(一日中子供から離れないサンジ)

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